価格交渉・価格転嫁の取組事例
定期的な情報共有による信頼関係構築で発注元からの協議申入れを実現
- コスト上昇調査
- 交渉の工夫
- 取引関係の改善
公開日
取組のポイント
- 営業職員が主要取引先へ定期訪問し有力情報を共有することで信頼関係を構築
- 組合員提供の物価上昇定量データを反映させた見積書を提示し説得
- 主要取引先からの協議申入れという理想的な形で交渉開始
価格交渉・価格転嫁を行うきっかけ/ 企業で抱えていた課題
私たち事業協同組合は、50社の製造業の受注窓口として機能しています。組合員からは、適正な利益確保のために価格転嫁の要望が強く寄せられており、組合として発注先との交渉が急務となっていました。
特に課題だったのは、客観的な根拠をもって発注先に伝え、納得してもらうための効果的な交渉手段を確立することでした。組合員企業の事業継続のため、発注先との建設的な交渉を目指しました。
取組を行った内容
交渉の鍵となったのは、信頼関係の構築と定量データの活用です。まず、営業職員が主要取引先へ定期的に訪問し、有力な情報を共有することで、深い信頼関係を構築しました。これにより、価格の話もしやすい土壌ができました。
価格転嫁の根拠として、組合員から提供してもらった物価上昇に関する定量データを反映させた見積書を提示。さらに、顧客管理ソフトを活用し、過去の受注状況を交渉の際のバックデータとして活用しました。
取組を行ったことにより得られた効果
日頃からの定期的な営業訪問による信頼関係が実を結び、主要取引先であるB社からは、なんと先方からの協議申入れという理想的な形で価格交渉の場が設けられました。これは、当組合が適切な価格転嫁の必要性を伝え続けてきた成果です。
交渉の結果、組合員からの要請額にほぼ近い金額での価格転嫁を実現することができました。
参照元:福島県『価格転嫁の成功事例』
協同組合R
- 業種
- 卸売業、小売業

