価格交渉・価格転嫁の取組事例
売上115%! メニュー刷新で心理的抵抗を抑えた飲食店の価格戦略
- コスト上昇調査
- 交渉の工夫
- 支援機関サポート
- 労務単価調査
公開日
取組のポイント
- 顧客満足度を維持した価格転嫁が喫緊の課題に
- 新商品導入を伴うメニューリニューアルで心理的抵抗を抑え、全メニューで戦略的な値付け実施
- 「値上げ」でなく「新メニュー刷新」と受け止められ、売上115%増と利益率改善を達成
価格交渉・価格転嫁を行うきっかけ/ 企業で抱えていた課題
原材料費や人件費の高騰により、収益性の悪化が深刻な経営課題となっていました。原価高騰に伴う粗利額の減少が続いており、このままでは事業の持続可能性や品質の維持、サービスの向上が困難になると判断しました。
経営を健全化するため、一般顧客向けの製品について値上げを行うことを決断しましたが、単なる値上げによるお客様の満足度低下をいかに防ぐかが大きな懸念点でした。
取組を行った内容
価格改定に向けて原材料費や労務費の精緻なデータ収集と原価計算を行い、外部アドバイザーの助言も活用して適切な価格水準を検討しました。
特に工夫した点は、値上げによる心理的抵抗を抑えるため、新商品の導入と合わせた「メニューリニューアル」として打ち出したことです。
単一商品の価格を上げるだけでなく、リニューアル感を出しながらトータルでしっかりと利益が出るような、戦略的な値付けを全メニューにわたって実施しました。
取組を行ったことにより得られた効果
今回の取り組みにより、昨年対比で売上が115%上昇し、利益率の改善と原価率の圧縮という大きな成果を得ることができました。
お客様に「値上げ」ではなく「新しいメニューへの刷新」と受け止められたことで、満足度を維持しながらスムーズな価格転嫁が実現しました。
全体的な粗利を意識した緻密な値付けが、売上増加とコスト構造の改善を同時に達成する鍵となりました。
株式会社U社
- 業種
- 卸売業、小売業

