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価格交渉・価格転嫁の取組事例

専門家の支援と看板商品の価値訴求で客単価上昇と黒字化に成功

  • コスト上昇調査
  • 交渉の工夫
  • 支援機関サポート
  • ツール利用

公開日 

取組のポイント

  • よろず支援拠点への相談により、原価率計算やキャッシュフローツールを作成し状況把握
  • 1~2ヶ月前から店頭・SNS事前告知でチャーシュー作りにかかる工数の多さを訴求
  • 680円から880円へ段階的値上げをしたものの、常連客が支えになり客足は変わらず客単価上昇

価格交渉・価格転嫁を行うきっかけ/ 企業で抱えていた課題

父の代から約18年間続くラーメン店ですが、コロナ明けから借入金の返済が難しくなり、よろず支援拠点に相談。そんな中、物価が高騰し、看板商品であるチャーシューの原材料となるバラ肉の価格が2倍近くまで高騰しました。

自分で計算した結果、チャーシュー1枚あたりの原価が想像以上に高く、ラーメンの原価を超えてしまうという危機的な状況に直面しました。店名にもなっている看板商品をどう守るかが最大の課題でした。

取組を行った内容

よろず支援拠点のコーディネーターに、原価率計算やキャッシュフローのツールを作成してもらい、経営状況を正確に把握できるようになりました。値上げにあたっては、チャーシューにかける時間と手間暇をしっかりと訴求する方針を立てました。

1〜2ヶ月前から店頭やSNSで事前告知を行い、価値を丁寧に伝達メニュー表も写真入りにリニューアルし、魅力を視覚的に伝えました。価格は段階的に、680円から最終的に880円まで引き上げました。

取組を行ったことにより得られた効果

値上げに対し、お客様の反応は「しょうがないよね」と理解を示される方が多く、常連さんからは「なくなるくらいだったら、どこまででも上げていいよ」と温かい言葉をいただきました。客足は変わらず、根強いファンに支えられていることを実感しました。

辛味噌トッピング無料キャンペーンを実施したところ、味噌ラーメンの注文が増え、客単価も上昇しました。専門家との対話から施策のヒントを得られ、前向きな経営ができるようになりました

取組を行って感じたこと/ 今後取組を行う企業に対してのコメント

一人で悩んでいた時は、「値段を上げたらお客さんが来なくなるのではないか」という不安ばかりでした。専門のコーディネーターとの出会いで、「これでいいんだ」と前向きな気持ちになれたことが一番大きかったです。

「上げないでダメになるより、上げてダメになった方がいい」という言葉も心に響きました。一人で悩まず、無料の相談窓口を活用し、心強いパートナーを見つけることが大切です。思い切った一歩を踏み出す勇気が、必要な時もあります。

ちゃーしゅーらーめん福水

宮城県登米市でラーメンを中心に中華料理の提供を行っている飲食店です。 店名にもあるようにチャーシューにこだわっており、現在は2代目店主がそのこだわりを引き継ぎ、営業を行っています。

所在地
宮城県登米市迫町佐沼字南佐沼2丁目4-14
業種
宿泊業、飲食サービス業