価格交渉・価格転嫁の取組事例
小麦・フルーツ価格高騰を克服。生産性向上とリブランディングの同時展開
- コスト見直し
- ブランド力向上
- 品質向上
公開日
取組のポイント
- 主力原料の小麦とフルーツ価格が約1.5倍に上昇、企業努力も限界に達し価格転嫁を決断
- 製造体制強化と地元生産者との協力体制構築で原材料ロス削減と製品質向上を同時に実現
- 「国産原料」「地域貢献」「品質向上」を打ち出すリブランディングで収益性1.4倍向上を達成
価格交渉・価格転嫁を行うきっかけ/ 企業で抱えていた課題
主力原料である小麦とフルーツの価格が約1.5倍に上昇し、経営を大きく圧迫したことが最大のきっかけでした。これまで製造工程の見直しや無駄の削減など、自社の企業努力でコスト増を吸収しようと最大限努めてきましたが、もはや限界に達していました。
このままでは事業の継続が困難になると判断し、収益性を改善して事業基盤を維持するために、適正価格への改定が不可欠であるという結論に至り、価格転嫁を決意しました。
取組を行った内容
価格転嫁を進めるにあたり、まず製造設備の再評価による生産性の向上と、ロス率の徹底的な削減に着手し、自社の製造体制を強化しました。あわせて地元の一次生産者との協議を重ね、原材料ロスの削減と製品の質向上を両立させる協力体制を構築しました。
また、顧客の声を丁寧に分析した上で、「国産原料」「地域貢献」「品質の向上」という価値を明確に打ち出すリブランディングを実施し、単なる値上げではなく、価格に見合う価値を提供することで納得感を得られる戦略を展開しました。
取組を行ったことにより得られた効果
一連の取り組みにより、商品あたりの収益性が1.4倍に向上し、経営基盤の大幅な改善につながりました。付加価値を再定義したリブランディング戦略が奏功し、既存のお客様からは値上げに対して一定の理解を得ることができています。
一方で、急激な原価上昇分のすべてを吸収しきれていない点や、新規顧客の獲得が減少しているという新たな課題にも直面しており、今後は新しい層へアプローチするための広報戦略の見直しを重要課題として取り組んでいく予定です。
C株式会社
- 業種
- 卸売業、小売業

