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価格交渉・価格転嫁の取組事例

「値上げ」を「リニューアル」へ。ポジティブな価値提供で挑む原価高騰対策

  • 交渉の工夫
  • その他

公開日 

取組のポイント

  • 葬祭業の食事サービスで包材・食材費高騰、顧客満足を維持しながらの価格転嫁が課題
  • 容器や商品名を維持し中身を刷新、「商品リニューアル」として打ち出しポジティブな印象を創出
  • 顧客評価向上と適正利益確保に加え、オペレーション簡素化で働きやすい環境も実現

価格交渉・価格転嫁を行うきっかけ/ 企業で抱えていた課題

きっかけは、包材や食材費の高騰により利益が大きく圧迫されたことでした。また、葬祭業における食事サービスは重要ですが、お客様から内容について「飽きた」という声をいただくこともあり、商品力の強化が課題となっていました。

このままでは収益確保と顧客満足の両立が困難になると判断し、単なる価格転嫁に留まらず、内容の見直しと価格改定を同時に行うことで適正価格への移行を決断しました。

取組を行った内容

価格転嫁を進めるにあたり、一目で新しさが伝わるよう見た目の変更を重視しました。ポイントは、容器や商品名は変えずに中身を刷新し、値上げではなく「商品リニューアル」として打ち出したことです。これにより、価格上昇に対するネガティブな印象を抑え、ポジティブな価値提供を強調しました。

同時に、板場のオペレーションを簡素化して生産性を高める設計を取り入れ、質を維持しながら効率的に調理できる体制を整えました。

取組を行ったことにより得られた効果

リニューアルによって、お客様からは「内容が良くなった」とお褒めの言葉をいただき、値上げに対する否定的な意見はほとんど寄せられていません。

経営面では適正な利益確保が実現したほか、調理の生産性が向上したことでスタッフの早出が不要になりました。

結果として、社員の出勤時間に余裕が生まれ、満足度が向上するなど、働きやすい労務環境の実現という大きな副次的効果も得られました。

株式会社S社

業種
卸売業、小売業