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価格交渉・価格転嫁の取組事例

対話とDXで築く 信頼関係を強めた印刷会社の価格交渉術

  • コスト上昇データの作成
  • ブランド力向上
  • 交渉の工夫
  • 市場調査

取組のポイント

  • 対話とDX活用で築く、顧客との新たな信頼関係
  • 一方的な通知ではなく「相談」から始める丁寧な交渉術
  • 価格改定をコミュニケーション強化の機会と捉える発想の転換

価格交渉・価格転嫁を行うきっかけ/ 企業で抱えていた課題

原油価格の高騰が用紙やインクといった原材料仕入れ価格の上昇に直結し、これが価格交渉・転嫁の大きなきっかけとなりました。結果として、収益性の悪化という経営課題に直面し、価格改定が喫緊の課題となりました。

取組を行った内容

引き合いの段階で取引条件を詳細に確認し、コスト構造を明確にするため原価計算も実施しました。特に交渉では、一方的な値上げ通知ではなく、初回はあくまで相談という切り口で商談を進める工夫を凝らし、顧客との信頼関係維持に努めました。

情報収集面では、自社業界の価格改定情報収集に加え、同業他社や地域の他企業との意見交換、そして発注元からの直接情報提供も活用。デジタルツールとしてオンライン・自社システムも活用し、さらには新しいソフトや人材を投入して他社との差別化を図り、事業領域拡大や新市場(EC含む)開拓も推進しました。

取組を行ったことにより得られた効果

これらの取り組みにより、価格転嫁の実現に成功しました。その具体的な成果として、利益率の向上が挙げられるだけでなく、顧客とのコミュニケーション強化という副次的な効果も得られ、より強固な取引関係の構築につながりました。

株式会社V社

業種
製造業